不動産業界といっても様々なジャンルがあってよく分からないですよね？
もちろん業務内容も各分野によって全く違いますので、自身がイメージしている不動産業者はどの分野に当てはまるのかを知らなければなりません。
私も初めて入社した不動産会社は投資用マンションの営業で、歩合給が高いといった話を聞いただけで飛び込みましたが、業務内容は色々な意味で想像を絶するものでした。←後ほどお話しします。
今回は、不動産業界への就職や転職を考えている方へ向けて、不動産業界の職種と業務内容について解説させて頂きます。
目次
不動産業界の職種と業務内容！①開発系
・デベロッパー
デベロッパーは大規模な土地開発や、マンションや商業施設など、仕入れた土地に建設する建物の企画などを行う開発事業者です。
また、デベロッパーが開発、企画した建物の建設については「ゼネコン」と呼ばれる建設業者が行います。
業務内容については、地権者や不動産会社を相手に交渉し、土地を仕入れる事や、仕入れた土地に建設する建物の計画を練ったりします。
街の不動産屋さんをイメージしてる方にとっては全く別の世界になります。
・ハウスメーカー
ハウスメーカーは一戸建住宅の新築や販売をする会社です。
個人のお客様に対して新築住宅を提供するので、デベロッパーのように大規模な開発などはしません。
業務内容は、住宅展示場などで待機し、来場されたお客様に自社ブランドのお家を販売する営業になります。
専門の知識や資格のある人はお家の設計などをします。
ハウスメーカーの営業は厳しい数字の世界となりますが、実力に伴って給料も跳ね上がります。
不動産業界の職種と業務内容！②流通系
・不動産仲介業者
不動産仲介業者は、「売りたい、買いたい」又は「貸したい、借りたい」といったお客様双方の要望をマッチングさせる業者になります。
一般的に思い浮かべる不動産業者のイメージで多いのがこの分野だと思います。
「マイホームを購入しよう」又は「お家を売りたいな」となると不動産仲介業者を訪れることになります。
ちなみに駅周辺にたくさん店舗を構えている「賃貸業者」なども仲介の分類に入ります。
仲介業者の特徴としては、自社で売り物を所有せずとも市場に出てる全ての不動産が取引の対象となり得ることです。
業務内容としては、お客様に物件を紹介したり、売却情報を得るためにチラシを撒いたり、物件情報をネットに掲載したり、オープンハウスを開催したりします。
購入の申込を頂いた時には、物件の調査や重要事項説明書の作成、住宅ローンの斡旋などをします。
個々の業務量が多いのも仲介業者の特徴です。
・販売代理業者
販売代理業者はデベロッパー、ハウスメーカーなどから販売代理権をもらって建物の販売を行う業者です。
仲介業者と異なる点は、立場が「仲介」ではなく売主の「代理」となるので買主から手数料を受領しないということです。
ですので買主には手数料を掛けずに物件を購入出来るといったメリットがあります。
ただ、買主のデメリットとしては紹介して貰える物件が限られるということです。
業務内容は仲介業者とあまり変わりません。
・投資用マンションの営業
投資用マンションの営業は不動産業界では異質な存在です。
私が初めて経験した不動産業はこの投資用マンションの営業です。
投資用マンションの営業は、デベロッパーから仕入れた「投資用新築１ルームマンション」のみをひたすら売るだけの仕事です。
不動産の営業の中では一番厳しいと言われていますが、歩合給が大きいのでサラリーマンとしては抜き出た年収を稼ぎ出す事が可能です。
トップセールスだと年収3千万円も夢ではありませんし、私が働いていた会社でも実際にいてました。
ちなみに私は1千2百万円ぐらいが最高でした。
業務内容については、「電話を掛けまくる！」ズバリこれのみです。電話を掛ける以外の行為はしません。
ただ、売れない営業マンは廊下で大声で発声練習をさせられます。
投資用マンションの営業の良い所は、不動産の知識が全くと言っていい程いりません。
不動産に詳しいよりもナンパが上手い方が売れます。
そんな世界です。
不動産業界の職種と業務内容！③管理系
・不動産管理
不動産管理はその名の通り、オーナー様に変わって物件の管理をする会社です。
マンションやビルのメンテナンスを行ったり、入居者間のトラブルの対応、賃貸物件の場合は賃料の回収などを業務とします。
要するに、入居者の住環境を快適にする縁の下の力持ちのような存在です。
一見地味に感じますが、不動産オーナーから管理を任されると安定して継続的に管理料が入ってきますので、とても旨味のある分野です。
ただ、管理を任せてもらうとなると、それなりの信頼と実績が必要となります。
不動産業界の職種と業務内容のまとめ！
いかがでしたでしょうか？
一口に不動産業と言ってもその内容は実に多種多様となり、各分野ごとに違った魅力があります。
自身の思い描く不動産会社とはどの分野なのかをしっかりとチェックした上で、就職先又は転職先を探して見て下さい。
