不動産業界へ就職や転職を考えている方!
不動産の営業マンがどんな毎日を送っているのか気になりませんか?
私が言うのもなんですが、不動産業界ってあまり良いイメージがないかと思います。
以前は私の不動産業界のイメージは下記のようなものでした。
・なんとなくブラックっぽい。
・なんとなくチャラチャラしている。
・比較的誰でも入社できて給料も高そう。
・給料が高い反面かなり厳しくて社員の出入りが激しい。
・体育会系
実際この業界に入った結果どうだったかと言うと、どれも間違いではありませんでした。
決して全ての会社が上記のような会社といった訳ではありませんが、そのような会社もあるのは事実だという事です。
では、実際に不動産の営業マンになるとどのような毎日を送るのか!?
今回は不動産の営業でいちばんイメージしやすい売買仲介営業の1日をご紹介します。
目次
不動産仲介業について
不動産仲介業は、「売りたい、買いたい」又は「貸したい、借りたい」といったお客様双方の要望をマッチングさせる事がお仕事です。
不動産業界の様々な職種について知りたい方は、下記の記事を参照してみて下さい。
不動産仲介営業の平日!〜出社から業務に入るまで〜
さぁ!1日がスタートします!
出社
9:00に出社します!
タイムカードを切り、ネクタイを締めてやる気スイッチを入れます。
掃除
9:00〜9:15まで掃除をします!
掃除をしながらその日のスケジュールを自分の中で整理します。
朝礼
9:15〜9:30まで朝礼をします。
まず店長にその日の行動予定や案件の進捗状況を報告!
店の売上や各営業マンの報告内容によっては詰められる場合もある。
次にお客様からの反響がある場合は振り分けを行う!
最後に大声で挨拶唱和をする!
以上
不動産仲介営業の平日!〜午前〜
いよいよ業務が始まります!
新規物件をチェック
レインズなどで新規物件をチェックし、自分のお客様に合う条件の物件があった場合は、メールや電話で紹介する。
新規物件の写真撮影
会社が力を入れているエリアや人気のあるマンションが新規で売りに出ると、不動産情報サイトや自社ホームページ、チラシなどに掲載する為の写真を撮りに行きます。
新規物件が複数ある場合、店長が各営業マンに振り分けます。
写真はネット反響を引く為の重要ポイントなので、他社よりも良い写真を撮る必要があり、営業マンのセンスが問われます。
私のように下手くそだと撮り直しを言い渡される場合もあります。
外観は建物全体が収まるように撮影し、室内は広く明るくが基本です。
入稿作業・チラシ作成
新規物件の詳細や写真を不動産情報サイトや自社ホームページに入稿したり、ポスティングするチラシの作成をします。
こういった作業を事務員さんがしてくれる会社もあります。
入稿作業やチラシ作成には物件の「間取り」も必要なのですが、この「間取り」を引く作業がなかなか大変だったりします。
しかし、熟練の事務員さんは鬼のような早さで「間取り」を引いてしまいます。
事務作業
提出書類作成、お客様に渡す物件資料の作成、業者やお客様へのメール返信、ローン案件の対応など。
ただ、社内の空気がピリピリしている時にダラダラと事務作業をしているとどやされる可能性があります。
不動産仲介営業の平日!〜午後〜
後半戦に突入です!
物見
新規物件や案内予定の物件の下見をします。
物見といって会社を出て、パチンコ屋の駐車場で寝かましている営業マンは少なくありません。
チラシ(戸建て)
チラシをポスティングします。
日中のポスティングは主に戸建てがメインです。
なぜかと言うと、マンションだと日中は管理人さんがいますので、見つかったら怒られてしまうからです。
訪問
お客様のご自宅へ物件資料や査定書を持って訪問します。
オープンハウスの準備
週末にオープンハウスを開催する場合は準備をします。
A看板、物件資料、諸費用明細、オープンハウス用のチラシなどを作成します。
追客
自分のお客様に電話を掛け、物件紹介、進捗状況の確認、物件案内や訪問査定のアポイントの取得をします。
仕事が終わり、帰宅して一段落ついたぐらいの時間帯である19時〜21時の間は、お客様と電話が繋がりやすくゴールデンタイムと呼ばれます。
不動産仲介営業の平日!〜定時以降〜
ここからは任意になります!
チラシ(マンション)
夜になると管理人さんが帰りますので、いよいよマンションにポスティング出来るようになります。
ただ、チラシから反響を引くのは難しく、10,000枚撒いても電話が鳴らない事もあります。
物件資料投函
追客中のお客様のご自宅に物件資料を投函します。
イレギュラーなイベント
仕事をこなしていく中でイレギュラーなイベントが発生する事もあります。
下記のようなイベントが発生した場合は、一般業務よりもこのイベントが優先されます!
物件案内
対応した買い反響でアポイントが取れる!
お客様から電話が掛かってきて今から物件を見たいと言われる!
訪問査定
対応した売り反響でアポイントが取れる!
来店
住宅ローンについての相談、物件探し、不動産の売却依頼などでお客様が直接来店される!
不動産仲介業!とある営業マンの1日(平日編)まとめ
以上が平日の基本的な不動産営業マンの1日になります。
基本的にお客様が物件を内見するのは仕事が休みの週末になるので、営業マンにとっては週末が勝負です!
平日の業務の中でどれだけネタを仕込めるかによって週末の予定が決まります!
週末に予定がないという事は営業マンにとって死活問題です。
不動産業界は確かに比較的誰でも入社出来て、頑張ればそれなりの給料を稼ぐ事が出来ます。
しかし、社員の出入りが激しいという現実が物語っている通り数字が全ての厳しい世界です。
これから不動産業界へ就職、転職をしようと考えている方は出来るだけパチンコ屋の駐車場で寝かますのは避けて下さい。
平日の行動で全てが決まると言っても過言ではありません。